2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧
この息子というのは吉本自身でしょう。またこうした息子、娘というのは世の中にいくらもいるわけです。そして社会のカラクリに目覚めた息子や娘は支配権力と戦いたいと思う。そして実際に政治活動をして逮捕される者も出てきます。かって中野重治という文学…
死に誘われ、たえず死にたいと考える。そういう人はたしかにいます。なぜ限られた人生を自然に迎える死を待たずに、死に誘われるんでしょうか。そして死から逃れ、生きようと思うにはどうしたらいいのでしょうか。私はその自分なりの答えをもっています。し…
漫画家の西原理恵子は歯に絹を着せずに真実をずけずけという面白い人です。ついでに言うと西原の弟分のような文筆家のゲッツ板谷という人は私は平成の太宰治だと思っています。ホントかよと思う人は文庫本で出ているゲッツ板谷のエッセイを読んでみてくださ…
政治支配と自然(神)とそして大衆。吉本は自分の責任を取る重さに耐えるために、責任のよってきたる基盤を解明しようとしています。政治支配が与える社会苦や戦争死の責任は政治支配者や支配イデオロギーの鼓吹者たちに叩き返さなければない。吉本の責任の…