2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「夕ぐれが来た。見るかげもない凄惨な心象」(風の章)

自分が命を捨てて闘おうとした国が無条件の降伏をして、その存在のためにすべてを賭けようと思いつめた天皇が人間宣言をして、今までの考え方は軍国主義で過ちだったと、戦争中は抵抗もせずに黙っていた連中が大声で演説を始める。そんな社会のあり方が嫌で…

「猫のように身をこごめて一日を暮した」(風の章)

ひとりの方が楽だからひとりになって、そんで歩き回るんだけど歩きくたびれちゃって、どっかのベンチに座ってしょうもなく景色を見てる。そんなことがよくありました自分。ネコのようにというよりも、牛のようにかもしんないけど(/_・) こんなんで社会で生き…

「人間は何かを為さねばならないが、何かを為すために生きるものではない」(断想)

何かを為すとか、何を為すべきかというようなことは、人間の人間的な部分が問いかけるものだと思います。つまり意識とか観念とか言語という人間が他の生命にない部分を持っている、その部分が問いかけるものです。そして人間の人間的な部分は、母親の胎内か…

「人間の生存には意味がない。ただ結果がある」(断想)

憲法の前文にこの文章を入れてほしいと思いますね。日本国憲法前文「人間の生存には意味がない」それは憲法による憲法の無化です。あるいは相対化です。人の世にはルールというものが最低限でも必要で、それが人を助けもすれば苦しめもします。しかしルール…