2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧
今の仕事や勉強や生活が不満で、もっと別の生き方があるんじゃないか。自分が本当にしたいことがどっかにあるんじゃないか。そういう思いに襲われることは誰にもあると思います。吉本もまたそのように自分が本当にしたいことは何だろうと考えたのだと思いま…
宗教から地上の掟である法が分離して国家を生み出していくとすると、宗教と法にはへその緒のようなものが残ります。そのへその緒が切れるときが立法と行政が民衆の手に移るときです。それは立法と行政、いわば共同体のルールというものから一切の権威付けと…
戦争というのは吉本にとってただの言葉でも概念でもなく、自分の命を賭け、周囲の近親や友人が命を失った体験です。つまり触れれば血の噴き出る言葉です。もう戦争はごめんだ、戦争だけは嫌だ、戦争っていうのは最低だ、ひどいもんだ、それが敗戦当時の多く…
世の中はムカつくことだらけ。もう引きこもるしか魂を守る手がねーよ。現代訳すればそんな感じでしょう。おまけです。田原先生は照れくさいかもしれないけど、吉本が田原先生の著作「初期・性格と心の世界」に対して贈った言葉です。たしかいわゆる本の腰巻…