2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧
この文章はこの下の「ゼミ・イメージ切り替え法」の文章と続いています。それを合わせ読むとわかりますが、吉本は歴史的現実、つまり歴史があってその積み重なりの上に存在している現在のこの社会、そのありようを内面の問題にしようとしていると思います。…
歴史的な現実が引き起こした事件、たとえばサリン事件を自分自身の内面の情緒のありように翻訳するということを言っています。サリン事件は吉本に関わらないところで実行され、吉本も事件に巻き込まれたわけではない、しかしその事件は吉本の情緒に暗い陰を…
なにを言っているのかよくわかりません。昔この文章を読んだとき、感銘を受けたのは自分の悩みを自分の責任ではなく自分のいる風土の責任だと考えているところでした。すべてを自分の肩に背負わせてはならない、ということですね。自分だけが背負うと風土、…
宗教というものは私たちには遠いものですが、しかし世界はまだまだ宗教が大きな力をもっている段階にあります。また宗教にはさまざまなものがありますが、どこかに宗教が人間をとらえる普遍性があるはずです。そのひとつは臨死体験の普遍性なのだと思います…