2012-12-01から1ヶ月間の記事一覧
これは吉本の根底にある考え方のひとつです。ひらたくいえば、人はなんのために生きるのかというような問いかけに対する反発です。ひとはなんのために生きるのか、という問いかけ以前にすでに生きているわけです。なんのために生きるかというような言葉によ…
これは生きているということを特に意識しないで生きているということじゃないでしょうか。ということはいずれは死ぬということも意識しないで生きているということです。わたしたちはなんでいずれは死ぬのに、そのことに恐れおののかずにのほほんと生きてい…
論理というのは直覚と直覚をつないでいくものだと吉本は考えていたとおもいます。直覚というのは「ひらめき です。「直覚の持続には速度がいる」というのは、精神には自分の全経験というものを凝縮したり象徴したり暗示したりする言葉やイメージを、一瞬のう…
自分を救助するというのは、自分を安心させるっていうことだと考えると、自分を安心させるためにはとりあえず何かを信じるってことだと思うんです。何かを信じてしまえば価値の秩序ってものが心に生まれましょう。信じているものが上にあって、信じられない…