人が何かをする事さへ確かなら、少し位待つたつて何でもない。〈オーギユスト・ロダン〉(断想Ⅵ)

吉本の「心的現象論」の「序説」が「試行」誌上で始まったのが1965年、「本論」が「試行」の終刊とともに終わったのが1997年。なんと32年間の歳月を費やして「心的現象論」は書かれ続けてきたわけです。「少しくらい待ったって」という言葉の重さというものを感じます。

おまけはありません。