不安とは、ああそれは僕にとつて何処か精神の一箇処に集まつてゐる血液の鬱積のやうだ。(風の章)

不安というのは、それ以上考えが進まない、考える材料がない、考えること自体が苦痛で避けている、考えくたびれているというような部分から発してくる危険の信号のようなものじゃないでしょうか。そこが問題なのはわかっている。でももう解決のめどがない、そんな袋小路が不安の湧いてくる箇所だと思います。



おまけ

ありません。