2012-05-26から1日間の記事一覧

芸術は閉ぢられてはならない。何故ならそれは滅亡であるから。(〈方法について〉)

日本の戦争期にもたくさん優れた芸術家はいたわけです。優れた知識人もいた。その人たちがすべて戦争翼賛に吸収されていった。芸術的才能も国際的な知識も国家の推し進める戦争に腹の底から掬い取られていった。それを吉本は嫌というほど知っているわけです…

限界なきところにあつて織る夢。(原理の照明)

もう俺だって59歳だから限界ありますよ。俺のような還暦のあたりの人を「アラカン」っていうんだそうだ。「アラフォー」のバリエーションとして。アラカンかあ。嵐勘十郎みたいって、そんな名前が浮かぶあたりがすでに「アラカン」。ま、いいか。吉本の晩年…