2008-04-30から1日間の記事一覧

「人はいつも手段によって進む。つまり仕事によって。僕が何かしなければならぬと感ずる焦燥は、いつも手段を探してゐることになるようだ」(風の章)

これは仕事というものについての考え方を述べているわけです。ここで吉本が仕事と言っているのは、いわゆる職業と同じ概念ではないと思います。職業とは働いて金を稼ぎ生活するものです。いわゆる生業(なりわい)です。人は学校を卒業して社会に出る年頃に…

「何人も仕事を持たねばならない。僕は、何度そのやうに自分を強いる言葉をくりかへして来ただらう。そして僕はいまもそれを(仕事を)もってゐないのだ。これは異様につらく悲しいことだ」(風の章)

悲しいことですね(〜〜。) 悲しい貴方にポエムを贈ります。 吉本隆明階段を昇るとき はじめの一歩が ちょうど右足にかからなければ その日は凶だ そんな占いに幼い日凝つた おぼえがあるか あの不安には未知の日々がひらいていた 不安といつても 親しみがど…