2008-04-03から1日間の記事一覧

「若し人間が動機によって動くものであるならば、歴史は動機の連鎖によって描 かるべきである」(秩序の構造)

動機というのは内面のものです。モチベーションです。この動機がなんであれ、それが現実に激突するとある軌跡を描きます。つまりこうしたいと思うことを本気でやると、それなりに現実にもまれるわけです。そして動機とは異なった結果を生み出します。しかし…

「人間が若し何物かを欲するとすると、それは必ず必要であるものを欲することは明らかである。ところで、或るものが必要であるといふことは、それほど解り易いことではない。必要は、真に欠乏しているにしろ、或はそうでないにしろ、欠乏の感覚に由るものであるように思はれる。それは、言はば、均衡の欠如を充すひとつの感覚である」(秩序の構造)

これも秩序をささえる感性の秩序ということで、以前に書いたことがあるので、少し違うことを書かなくてはなりません。だんだん苦労が増えるわけです・・・ 私達は何かが足りないという意識に苦しみます。もっともっと何かが必要であると。私事で恐縮ですが、…